スパイス使いの南アジア。

 インドのカレーが印象的な南アジアの最大の特徴は”スパイス”でしょう。南アジアのカレーは一口にカレーと言っても驚くほど様々な種類があります。インドではそれぞれの家庭に独自の味があると言われているカレー。その調合によってまったく違う風味をかもします。”マサラ”と呼ばれる様々なスパイスを調合した味にさらにコリアンダーやクミンなどのハーブスパイス類を加えて調理します。南アジアの食文化は宗教の影響が色濃く出ています。インドではヒンドゥー教やイスラム教の教えで牛肉や豚肉を使用せず、地域によっては徹底したベジタリアンの地域も存在します。同じくイスラム教が一般的なパキスタンでは教えに従った食材を用い、豚肉は使用されません。

今回は代表的なインド料理の他パキスタン料理を挙げましたが、南アジアのそれぞれの国で食文化は発達しています。そのどの国でも少なからずスパイスは使用しています。例として、バングラディッシュでの”マサラ”(調合されたスパイス)は『バンチホロン』と言われています。ちなみにこのバングラディッシュで有名な料理は『イリッシュ』料理。『イリッシュ』とはニシンに近い魚で、バングラディッシュでは揚げ物の他燻製などに調理されます。南アジアでは他アジア諸国と同じく豆はよく使われています。一般的なネパール料理で知られる『ダル』(豆のスープ)などがそうですね。『ダルバート』と言われる料理は豆のスープとご飯(蒸しご飯)のセットのこと。ネパールでは一般的な料理です。ネパールはヒンドゥー教が一般的。そのため牛肉は食べない風習があります。

また、なかなか旅行が難しいブータンですが、その料理の特徴は”辛味”でしょう。”辛味”と”チーズ”が印象的な料理が目立ちます。人気のあるメニュー、『エマ・ダツィ』も唐辛子の煮込み料理です。しかもチーズで煮ているので、ブータンの人々に人気があるのですね。同じくスリランカ料理も辛さが特徴的です。その辛さはインドよりからいと言われます。スリランカ料理で面白い料理は『ホッパー』。『ホッパー』とは米粉を溶いて発酵させた生地を焼いたもので、水の他ココナッツミルクが使用されます。ダイビングなどで有名なモルディヴも日本人には憧れの旅行先ですね。バカンスそのもののイメージがただようモルディヴでは『ガルディア』と呼ばれる料理があります。『ガルディア』とはカツオのスープのこと。観光客の多いモルディヴでは質の良いレストランも立ち並び、様相も変わります。ぜひ、高級な料理を楽しみながら充分にバカンスを楽しみ料理をお楽しみ下さい。